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從姉
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いとこ
ふりがな文庫
“
從姉
(
いとこ
)” の例文
新字:
従姉
從姉
(
いとこ
)
のイライザ。でも多分あなたの持つてらつしやる分別は來年あたりは佛蘭西の尼寺の中にそのまゝ閉ぢ籠められてゐるのでせうね。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
かういふ最初の記憶はウオタアヒアシンスの花の仄かに咲いた
瀦水
(
たまりみづ
)
の
傍
(
そば
)
をぶらつきながら、
從姉
(
いとこ
)
とその
背
(
せな
)
に負はれてゐた私と
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「なあに、牛込の
從姉
(
いとこ
)
へやるつまらない手紙で、——勘定の方はあの人がお勝手を預かつて居ますから、月に二度ぐらゐは
算盤
(
そろばん
)
を置く手傳ひをさせられます」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
……
何
(
なに
)
を
何
(
ど
)
う
考
(
かんが
)
へたか、いづれ
周章
(
あわ
)
てた
紛
(
まぎ
)
れであらうが、
神田
(
かんだ
)
の
從姉
(
いとこ
)
——
松本
(
まつもと
)
の
長
(
ながし
)
の
姉
(
あね
)
を
口説
(
くど
)
いて、
實
(
じつ
)
は
名古屋
(
なごや
)
ゆきに
着
(
き
)
てゐた
琉球
(
りうきう
)
だつて、
月賦
(
げつぷ
)
の
約束
(
やくそく
)
で、その
從姉
(
いとこ
)
の
顏
(
かほ
)
で
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今のロチスターさんのお母樣はフェアファックス家の方で、私の良人とは、ふた
從姉
(
いとこ
)
になるのでございます。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
「すると下手人は若旦那の民彌か、
從姉
(
いとこ
)
のお萬といふことになるが——」
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
從姉
(
いとこ
)
は氣が狂つた
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
クリーム色の丸ぽちやで明るくて、笑顏の滅法可愛らしい——自分もまたそれを意識して、
從姉
(
いとこ
)
のお縫が死んだといふのに、柔かい微笑を斷やさないと言つた、世にも目出度い
處女
(
むすめ
)
だつたのです。
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私の
從姉
(
いとこ
)
達は嬉しさで一ぱいになつて、セント・ジョンの無口を壓倒する程、雄辯に話したり論じたりした。彼は、妹達に會つて心から嬉しかつたが、二人が
燥
(
はしや
)
いで騷ぎまはるのは氣に入らなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
弊私的里
(
ヒステリー
)
の
從姉
(
いとこ
)
きて
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「いや、從兄同士とはいふものの、血のつながりは遠くなります。新六郎の父親は、この坂倉屋の先代で、私には義理の兄に當り、お銀の母親は、私の
義兄
(
あに
)
の妹で、これも私の娘のお絹とは名ばかりの
從姉
(
いとこ
)
同士になります」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
從
部首:⼻
11画
姉
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
“從姉”で始まる語句
從姉妹