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当節
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とうせつ
ふりがな文庫
“
当節
(
とうせつ
)” の例文
が、
当節
(
とうせつ
)
評判の人物だから、話に聞いて、大体の想像はつく。ハテナ、喬之助ではないかナ——と思った
瞬間
(
しゅんかん
)
、長庵はすぐ思い返した。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「中学校だっけね、
乃公
(
おれ
)
は子供を持った事がねえから
当節
(
とうせつ
)
の学校の事はちっとも分らない。大学校まで行くにゃまだよほどかかるのかい。」
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そして、
当節
(
とうせつ
)
、わずかの金で、六人の人間と一匹の獣とを養って行くことが、どんなに困難かという説明をしたりする。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
「
冗談
(
じょうだん
)
いわっし。
当節
(
とうせつ
)
銭
(
ぜに
)
を
落
(
おと
)
す
奴
(
やつ
)
なんざ、
江戸中
(
えどじゅう
)
尋
(
たず
)
ねたってあるもんじゃねえ。
稼
(
かせ
)
えだんだ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
忠実
(
まめ
)
やかなところを見せて置くのが、
当節
(
とうせつ
)
の
商人気質
(
あきゅうどかたぎ
)
、それを右衛門七の手から届けさせて、お気に召すとなれば、だんだんに取り入って、お粂さんと夫婦して暖簾を持つようになっても
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「もっとも、
当節
(
とうせつ
)
の歌よみや宗匠くらいにはいくつもりだがね。」
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「何の中でも、
当節
(
とうせつ
)
五十両といえばまず大金の部である。こころおぼえのために栄三郎から離縁状を取って戻るまで、受取りをひとつ書いてもらいたいものだが……」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
当節
(
とうせつ
)
流行
(
はやり
)
の夢判断。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“当”で始まる語句
当
当然
当惑
当時
当前
当座
当家
当身
当麻
当嵌