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引較
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ひきくら
ふりがな文庫
“
引較
(
ひきくら
)” の例文
私は電池の切れかけている私の電燈に
引較
(
ひきくら
)
べて、その蓄電装置らしい冴え返った光芒を羨ましく思った。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
私は今また我に還つた。眼前の光景と
引較
(
ひきくら
)
べて我身が一層
慘
(
みじ
)
めに、絶望的に思はれて來た。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
人間という奴は
兎角
(
とかく
)
我身に
引較
(
ひきくら
)
べて人の心を推しはかるもので、その結果一度誤った判断を下すと仲々間違いに気がつかぬものですよ。又幽霊を現す手順もうまく行っていました。
幽霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
手近
(
てぢか
)
な
所
(
ところ
)
を
引較
(
ひきくら
)
べる……
一寸
(
ちよつと
)
伊豆
(
いづ
)
の
大仁
(
おほひと
)
と
言
(
い
)
つた
気
(
き
)
がしたのである。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私
(
われら
)
が
心
(
こゝろ
)
に
思較
(
おもひくら
)
べた……
身
(
み
)
に
引較
(
ひきくら
)
べればこそ、
此
(
こ
)
の
掌
(
たなごころ
)
を……
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
較
常用漢字
中学
部首:⾞
13画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出