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弓町
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ゆみちょう
ふりがな文庫
“
弓町
(
ゆみちょう
)” の例文
番所の書庫から
赦帳
(
ゆるしちょう
)
や捕物帳などを山ほど持ち出し、出勤もせずに
弓町
(
ゆみちょう
)
の
乾物屋
(
かんぶつや
)
の二階に寝っころがって、朝から晩までそんなものを読み耽っている。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
その頃
小金井
(
こがねい
)
は
東片町
(
ひがしかたまち
)
に住んでいました。始めは
弓町
(
ゆみちょう
)
でしたが、家主が、「
明地
(
あきち
)
があるから」といって建ててくれたのです。弓町では二棟借りていました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
都下の樹木にして以上の
外
(
ほか
)
なお有名なるは青山練兵場内のナンジャモンジャの木、
本郷西片町
(
ほんごうにしかたまち
)
阿部伯爵家の
椎
(
しい
)
、同区
弓町
(
ゆみちょう
)
の
大樟
(
おおくすのき
)
、
芝三田
(
しばみた
)
蜂須賀
(
はちすか
)
侯爵邸の椎なぞがある。
煩
(
わずらわ
)
しければ一々述べず。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
京水には二人の
男子
(
なんし
)
があった。長を
瑞長
(
ずいちょう
)
といって、これが家業を
襲
(
つ
)
いだ。次を
全安
(
ぜんあん
)
といって、伊沢家の女壻になった。榛軒の
女
(
むすめ
)
かえに配せられたのである。後に全安は自立して本郷
弓町
(
ゆみちょう
)
に住んだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
上野国
(
こうずけのくに
)
高崎の城主松平
右京亮
(
うきょうのすけ
)
輝聡
(
てるとし
)
の家来で、本郷
弓町
(
ゆみちょう
)
に住んでいた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
弓
常用漢字
小2
部首:⼸
3画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“弓”で始まる語句
弓
弓弦
弓箭
弓矢
弓形
弓勢
弓削
弓張
弓張提灯
弓杖