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弁解
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いひわけ
ふりがな文庫
“
弁解
(
いひわけ
)” の例文
旧字:
辯解
わけのわからない
弁解
(
いひわけ
)
を示して、おさげに結むだリボンを前に廻して、それをもてあそびながら、もう一遍「だつて……」と云ひました。
美智子と日曜日の朝の話
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
怒らしたものならむと、瞬く隙に見て取つて。もうこの上は詮方がない。
弁解
(
いひわけ
)
しても
無益
(
むだ
)
な事。それよりは、ここ一寸を遁れての、分別が肝要と。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
鋭い良心の
詰責
(
とがめ
)
は、身を
衛
(
まも
)
る余儀なさの
弁解
(
いひわけ
)
と闘つて、胸には刺されるやうな深い/\
悲痛
(
いたみ
)
を感ずる。丑松は
羞
(
は
)
ぢたり、
畏
(
おそ
)
れたりしながら、何処へ行くといふ
目的
(
めあて
)
も無しに歩いた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
温和
(
おとな
)
しいフロウベエルは色々に
弁解
(
いひわけ
)
をしたが、
嫉妬焼
(
やきもちや
)
きの女は
何
(
ど
)
うしても承知しないので、小説家もとうと本気になつて怒り出した。そして
薪
(
まき
)
ざつ
棒
(
ぽう
)
をふり上げて
擲
(
なぐ
)
り倒さうとした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
弁解
(
いひわけ
)
のやうにつけ加へて云った。
夏蚕時
(新字旧仮名)
/
金田千鶴
(著)
▼ もっと見る
と言はれて、級長は何か
弁解
(
いひわけ
)
を
為
(
し
)
ようとしたが、
軈
(
やが
)
て涙ぐんで黙つて了つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
種々
(
いろ/\
)
弁解
(
いひわけ
)
を考へて見た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“弁解”の解説
弁解
(出典:Wikipedia)
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“弁”で始まる語句
弁
弁疏
弁当
弁慶
弁駁
弁護
弁別
弁財天
弁償
弁天