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度毎
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たんび
ふりがな文庫
“
度毎
(
たんび
)” の例文
それから以来習慣が付き、子を産む
度毎
(
たんび
)
に必ず助産のお役を勤め、「犬猫の産科病院が出来ればさしずめ院長になれる経歴が出来た、」
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
私も、伺う
度毎
(
たんび
)
に余り長くは御邪魔すまいと思いながら、来てしまうとつい泊っていったりなんかして、お見舞に上るのだか遊びに来るのだか、自分でも分らない位です。
愚かな一日
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
耶蘇降誕祭
(
クリスマス
)
の
度毎
(
たんび
)
に
私
(
わたし
)
は
新
(
あた
)
らしい
長靴
(
ながぐつ
)
を一
足
(
そく
)
づつ
買
(
か
)
つてやらう
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
犬ぶりに由て愛憎を二つにしない二葉亭は
不便
(
ふびん
)
がって面倒を見てやったから、犬の方でも懐いて、二葉亭が出る
度毎
(
たんび
)
に跟を追って困るので
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
二葉亭も来る
度毎
(
たんび
)
に必ずこの常例の釜揚を賞翫したが、一つでは足りないで二つまでペロリと平らげる事が
度々
(
たびたび
)
であった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
抱一は好き嫌いの
劇
(
はげ
)
しい感情家であったが、紅葉が大嫌いで、談紅葉に及ぶごとに口を極めて
痛罵
(
つうば
)
するので、その
度毎
(
たんび
)
に
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
その
度毎
(
たんび
)
に苦い顔をされたが、何遍苦い顔をされても少しも
尻込
(
しりごみ
)
しないで口を
酸
(
す
)
くして
諄々
(
じゅんじゅん
)
と説得するに努めたのは社中の
弓削田秋江
(
ゆげたしゅうこう
)
であった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
紅葉はこれに反して段々と新らしい領分を開拓して、会う
度毎
(
たんび
)
に必ず新らしい本を読んでいて新らしい話をした。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
我々は電車に乗る
度毎
(
たんび
)
に礼譲の治外法権を目撃して人間の美性が電車に傷られつゝあるを感じる。
駆逐されんとする文人
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
折に触れて渠らと邂逅して渠らの
辣手
(
らつしゅ
)
を振う経営ぶりを目のあたりに見る
度毎
(
たんび
)
に自分の経済的手腕の実は余り頼りにならないのを内心
危
(
あぶ
)
なッかしく思いながらも
脾肉
(
ひにく
)
に堪えられなかった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
自働車の音の響く
度毎
(
たんび
)
に耳を傾けたが、イツまで待っても帰って来なかった。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
新聞の経営方針などを来る
度毎
(
たんび
)
に
精
(
くわ
)
しく話して聞かせた。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
毎
常用漢字
小2
部首:⽏
6画
“度”で始まる語句
度
度々
度胆
度胸
度重
度外
度目
度度
度肝
度盛