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庖厨
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くりや
ふりがな文庫
“
庖厨
(
くりや
)” の例文
離宮内侍従医長の住宅 の事でございますから、そんなに大きくもありませんが、かなりに広い客室と書室、
下僕
(
しもべ
)
部屋と
庖厨
(
くりや
)
都合四室ございます。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
夜中に月が
明
(
あかる
)
い時、寺の門を叩いたこともあったそうだし、人の
庖厨
(
くりや
)
へ忍び込んで、
鍋
(
なべ
)
の
大
(
おおき
)
いのと
飯櫃
(
めしびつ
)
を大屋根へ持って、あがって、
手掴
(
てづかみ
)
で食べたこともあったそうだし
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
戸口に入りしより疲を覺えて、身の節の痛み堪へ難ければ、這ふ如くに梯を登りつ。
庖厨
(
くりや
)
を過ぎ、室の戸を開きて入りしに、机に倚りて襁褓縫ひたりしエリスは振り返へりて、「あ」と叫びぬ。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
放
(
はな
)
すが
疾
(
はや
)
いか、
猿
(
さる
)
は
方々
(
はう/″\
)
を
駆
(
かけ
)
ずり
廻
(
まは
)
つて
勝手放題
(
かつてはうだい
)
な
道楽
(
だうらく
)
をする、
夜中
(
よなか
)
に
月
(
つき
)
が
明
(
あかる
)
い
時
(
とき
)
寺
(
てら
)
の
門
(
もん
)
を
叩
(
たゝ
)
いたこともあつたさうだし、
人
(
ひと
)
の
庖厨
(
くりや
)
へ
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
んで、
鍋
(
なべ
)
の
大
(
おほき
)
いのと
飯櫃
(
めしびつ
)
を
大屋根
(
おほやね
)
へ
持
(
も
)
つてあがつて
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“庖厨”の意味
《名詞》
庖厨(ほうちゅう)
台所。くりや。
(出典:Wiktionary)
庖
漢検準1級
部首:⼴
8画
厨
漢検準1級
部首:⼚
12画
“庖厨”で始まる語句
庖厨口
庖厨部