“幕議”の読み方と例文
読み方割合
ばくぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松の内が過ぎると、「赤穂浪人御処置」の問題は、俄然がぜん幕議ばくぎにも輿論よろんにも再燃して来て、世人は又、助命論と、断罪論のふたつに分れて、論争に熱してきた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本海軍の起源きげんは、安政初年のころより長崎にて阿蘭人オランダじんつたうるところにして、伝習でんしゅうおよそ六七年、学生の伎倆ぎりょうほぼじゅくしたるにき、幕議ばくぎ遠洋えんようの渡航をこころみんとて軍艦ぐんかん咸臨丸かんりんまる艤装ぎそう
日本の軍艦もサンフランシスコまで航海とう云うけで幕議ばくぎ一決、艦長は時の軍艦奉行木村摂津守きむらせっつのかみ、これに随従する指揮官は勝麟太郎かつりんたろう、運用方は佐々倉桐太郎ささくらきりたろう浜口興右衛門はまぐちおきえもん鈴藤勇次郎すずふじゆうじろう
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)