“遠洋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんよう50.0%
とほやう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本海軍の起源きげんは、安政初年のころより長崎にて阿蘭人オランダじんつたうるところにして、伝習でんしゅうおよそ六七年、学生の伎倆ぎりょうほぼじゅくしたるにき、幕議ばくぎ遠洋えんようの渡航をこころみんとて軍艦ぐんかん咸臨丸かんりんまる艤装ぎそう
原因は電線の発火にさふらひき。それよりのち二夜ふたよは満船らふの火の光に夜をてらし続けられさふらふ。くらがりの海をそとに漏りがたき弱き火をけて船の進みくさま、昔の遠洋とほやう航海のさまも思はれ申しさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)