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常陸山
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ひたちやま
ふりがな文庫
“
常陸山
(
ひたちやま
)” の例文
槍ヶ岳対穂高岳は、
常陸山
(
ひたちやま
)
対梅ヶ谷というも、
強
(
あなが
)
ち無理はなかろう、前者の傲然
屹
(
つ
)
っ
立
(
た
)
てる、後者の裕容迫らざるところ、よく似ている。
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
常陸山
(
ひたちやま
)
、梅ヶ谷、大砲などもいたような気がする。同郷の学生たち一同とともに同郷の力士国見山のためにひそかに力こぶを入れて見物したものである。
相撲
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
矢田部先生が、
常陸山
(
ひたちやま
)
であるならば、私は
褌
(
ふんどし
)
かつぎであるから、相撲としても申分のない対手だった。
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
太閤様
(
たいこうさま
)
と
正成
(
まさしげ
)
とどっちが偉いとか、ワシントンとナポレオンとどっちが強いとか、
常陸山
(
ひたちやま
)
と弁慶と
相撲
(
すもう
)
を取ったらどっちが勝つとか、中には返答に困らないのもあるが
中味と形式
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
少年時代に、
梅
(
うめ
)
ヶ
谷
(
たに
)
、
常陸山
(
ひたちやま
)
の角力を見た切り、さつぱり角力を見たことのない彼は、つまらなそうに土俵を見ていたけれど、幕内の土俵入りの時早くも彼は天竜を見て
殺人鬼
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
▼ もっと見る
大砲
(
おほづつ
)
は僕等の小学時代に、——
常陸山
(
ひたちやま
)
や
梅
(
うめ
)
ヶ
谷
(
たに
)
の大関だつた時代に横綱を張つた
相撲
(
すまふ
)
だつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
梅ヶ谷と常陸山とどつちが好きかと問ふと、
常陸山
(
ひたちやま
)
が好きぢやといふ人が十の八、九である。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
相撲
(
すもう
)
もまた土地がらだけに大勢近所に住まっていた。現に僕の
家
(
うち
)
の裏の向こうは年寄りの
峯岸
(
みねぎし
)
の家だったものである。僕の小学校にいた時代はちょうど
常陸山
(
ひたちやま
)
や梅ヶ谷の全盛を
極
(
きわ
)
めた時代だった。
追憶
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
陸
常用漢字
小4
部首:⾩
11画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“常陸”で始まる語句
常陸
常陸介
常陸国
常陸守
常陸帯
常陸屋
常陸風土記
常陸坊海尊
常陸丸
常陸坊