“常陸風土記”の読み方と例文
読み方割合
ひたちふどき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常陸風土記ひたちふどき』を見ると、あの頃にはここが常世国とこよのくにかという土地の人がまだあった。太平洋の沿岸には、そういう伝説の土地が幾つもあった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それで常陸風土記ひたちふどきによると一応はこうも事祝ことほいでやった
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
大人足跡という口碑は、すでに奈良朝期の『常陸風土記ひたちふどき大櫛岡おおくしおかの条にもある。丘壟おかの上に腰かけて大海のおおうむぎを採って食ったといい、足跡の長さ四十余歩、広さは二十余歩とある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)