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差別
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しやべつ
ふりがな文庫
“
差別
(
しやべつ
)” の例文
要するに家塾を譲ると云ふことと、菅氏を名乗らせて阿部家に仕へさせると云ふこととの間には、初より劃然とした
差別
(
しやべつ
)
がしであつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その
算
(
かぞ
)
へざりし奇遇と
夢
(
ゆめみ
)
ざりし
差別
(
しやべつ
)
とは、
咄々
(
とつとつ
)
、相携へて二人の
身上
(
しんじよう
)
に
逼
(
せま
)
れるなり。
女気
(
をんなぎ
)
の
脆
(
もろ
)
き涙ははや宮の目に
湿
(
うるほ
)
ひぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
病めるものは之を慰め、貧しきものは之を分ち、
心曲
(
こゝろまが
)
りて郷里の害を爲すものには因果應報の道理を
諭
(
さと
)
し、
凡
(
すべ
)
て人の爲め世の爲めに益あることは
躊躇
(
たゆた
)
ふことなく
爲
(
な
)
し、絶えて
彼此
(
かれこれ
)
の
差別
(
しやべつ
)
なし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
よしさりとも、
一
(
ひと
)
たび
同胞
(
はらから
)
と
睦合
(
むつみあ
)
へりし身の、
弊衣
(
へいい
)
を
飄
(
ひるがへ
)
して道に
酔
(
ゑ
)
ひ、流車を駆りて富に
驕
(
おご
)
れる
高下
(
こうげ
)
の
差別
(
しやべつ
)
の
自
(
おのづか
)
ら
種
(
しゆ
)
有りて
作
(
な
)
せるに似たる
如此
(
かくのごと
)
きを、彼等は更に更に
夢
(
ゆめみ
)
ざりしなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“差別”の解説
差別(さべつ、英:discrimination)とは、特定の集団に所属する個人や、性別など特定の属性を有する個人・集団に対して、その所属や属性を理由に異なる扱いをする行為である。国際連合は、「差別には複数の形態が存在するが、その全ては何らかの除外行為や拒否行為である」としている。
代表的な差別として性差別や人種差別などがある。正当な理由(合理性)無き区別、不当な差別は違憲や違法である。
(出典:Wikipedia)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“差別”で始まる語句
差別無
差別界
差別観
差別々々
差別差別
差別観念