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崎
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みさき
ふりがな文庫
“
崎
(
みさき
)” の例文
近くに
後
(
のち
)
の
島
(
しま
)
、かなたに
鏡
(
かがみ
)
が
崎
(
さき
)
も望まれて、いさましい漁師たちの船が青い潮に乗って行くのも、その島や
崎
(
みさき
)
の間でしょう。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それよりこの小径が二つに分かれて一は
崎
(
みさき
)
の背を通してその極端に至り一は山のむこうに下りてなの字浦に出る。
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
門の裏側の若蔦の群は扉を
横匍
(
よこば
)
ひに匍ひ進み、
崎
(
みさき
)
と崎にせかれて、その間に干潮を急ぐ海流の形のやうでもあり、大きくうねりを見せて動いてゐる潮のやうでもある。
蔦の門
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
さていよいよ猟場に踏み込むと、猟場は全く
崎
(
みさき
)
の
極端
(
はずれ
)
に近い山で雑草
荊棘
(
けいきょく
)
生
(
お
)
い茂った山の尾の谷である。僕は始終今井の叔父さんのそばを離れないことにした。
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
元が
崎
(
みさき
)
であるから山も谷も海にかぎられていて鹿とてもさまで自由自在に逃げまわることはできない、また人里の方へは、すっかり、高い壁が石で築いてあって畑の荒らされないようにしてあるゆえ
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“崎(
岬
)”の解説
「立つ崎」とも呼ばれる環境依存文字「﨑」はここに転送されています。「異体字」についてはその項目をご覧下さい。
岬・崎(みさき、さき)は、海へ突き出した陸地の先端部の地形を示す名称。湖などでも用いる。丘や山が海に臨む場合もあれば、平坦な地形の場合もある。半島や島の最先端部に多く現れる。
(出典:Wikipedia)
崎
常用漢字
小4
部首:⼭
11画
“崎”を含む語句
洲崎
韮崎
川崎
三崎町
御前崎
長崎
神崎
柏崎
崎嶇
谷崎潤一郎
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箱崎町
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御崎
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伊勢崎
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