岩影いわかげ)” の例文
漸々だんだん西にしかたむいて、なみうえ黄金色こがねいろかがやいて、あちらの岩影いわかげあかひかった時分じぶんには、もうそのふね姿すがたなみうちかくれて、けむり一筋ひとすじそらのこっていたばかりです。
赤い船 (新字新仮名) / 小川未明(著)