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山𤢖
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やまわろ
ふりがな文庫
“
山𤢖
(
やまわろ
)” の例文
「
若
(
もし
)
や
山𤢖
(
やまわろ
)
か。」と、市郎は
咄嗟
(
とっさ
)
に思い付いた。で、
先
(
ま
)
ず
其
(
その
)
正体を見定める為に、
袂
(
たもと
)
から
燐寸
(
まっち
)
を
把出
(
とりだ
)
して、慌てて二三本
擦
(
す
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
那智ごとき不便の地に久しく独居すると見聞が至って狭く
山𤢖
(
やまわろ
)
ごときものとなるがそれと同時に考察の力が鋭くなりしたがって従来他から聴いたり書で読んだりせなんだ問題を
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
其
(
そ
)
の白きを
履
(
ふ
)
んで散歩する市郎の
許
(
ところ
)
へ、
彼
(
か
)
の七兵衛
老爺
(
おやじ
)
が駈けて来て、大きな眼と口とを
頻
(
しきり
)
に働かせながら、
山𤢖
(
やまわろ
)
の一件を注進したのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彼
(
か
)
の
山𤢖
(
やまわろ
)
なるものは、何が故に執念深く自分等に祟るのか、市郎は殆ど判断に
苦
(
くるし
)
んだ。が、彼は
不図
(
ふと
)
こんな事を思い
泛
(
うか
)
べた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
𤢖
部首:⽝
16画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車