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山上
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さんじょう
ふりがな文庫
“
山上
(
さんじょう
)” の例文
こうした巡礼の日が続いていると、夢ともなく
現
(
うつつ
)
ともなしに
山上
(
さんじょう
)
を鳥のように駆け走る仙人の姿を見るようになった。
仙術修業
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
少佐は見晴台から更らに
山上
(
さんじょう
)
への細道を辿って見ようと考えた。殆んど道とはいえないような道を小半丁も登ると、林が開けて五六坪の平らな草原に出た。
偉大なる夢
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
妙海 (いよいよいら立ちて)あの
凄
(
すさ
)
まじい風の勢いが、
山上
(
さんじょう
)
と
山下
(
さんげ
)
から焔の波を渦まき返してあおり立てるのでございます。ほんとに手間を取ってはいられませぬ。
道成寺(一幕劇)
(新字新仮名)
/
郡虎彦
(著)
麓
(
ふもと
)
のすこし手まえにある
御岳
(
みたけ
)
の
宿
(
しゅく
)
の
町中
(
まちなか
)
も、あしたから三日にわたる
山上
(
さんじょう
)
の
盛観
(
せいかん
)
をみようとする
諸国
(
しょこく
)
近郷
(
きんごう
)
の人々が、おびただしく
入
(
い
)
りこんできていて、どこの
旅籠
(
はたご
)
も人であふれ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御岳ののぼり口には、いくつもの小屋や
厩
(
うまや
)
や
湯呑所
(
ゆのみじょ
)
などが
建
(
た
)
っていた。いま山は
紅葉
(
もみじ
)
のまっさかりで、
山腹
(
さんぷく
)
山上
(
さんじょう
)
、ところどころに
鯨幕
(
くじらまく
)
やむらさきだんだら
染
(
ぞめ
)
の
陣幕
(
じんまく
)
が、
樹間
(
じゅかん
)
にひらめいて見える。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“山上”の意味
《名詞》
山上(さんじょう)
山の上。
(context、dated)登山。
《動詞》
(context、dated)登山する。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“山上”で始まる語句
山上憶良
山上七郎左衛門
山上碑
山上準庵
山上憶良臣
山上権左衛門