“盛観”の読み方と例文
読み方割合
せいかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて、ことし天正九年の春に行われた馬揃うまぞろいの盛観せいかんは、年の暮れかかる今になっても、人々は何かといえば、忘れ得ない語り草としていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふもとのすこし手まえにある御岳みたけ宿しゅく町中まちなかも、あしたから三日にわたる山上さんじょう盛観せいかんをみようとする諸国しょこく近郷きんごうの人々が、おびただしくりこんできていて、どこの旅籠はたごも人であふれ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)