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小舎人
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ことねり
ふりがな文庫
“
小舎人
(
ことねり
)” の例文
すると、突然ある日、そのころ
筑後
(
ちくご
)
の
前司
(
ぜんじ
)
の
小舎人
(
ことねり
)
になっていた弟が、盗人の疑いをかけられて、左の
獄
(
ひとや
)
へ入れられたという知らせが来た。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
とおっしゃって、
調使丸
(
ちょうしまる
)
という
召使
(
めしつか
)
いの
小舎人
(
ことねり
)
をくらの
後
(
うし
)
ろに
乗
(
の
)
せたまま、
馬
(
うま
)
の
背
(
せ
)
に
乗
(
の
)
って、そのまますうっと
空
(
そら
)
の上へ
飛
(
と
)
んでお
行
(
い
)
きになりました。
下界
(
げかい
)
では
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
中には金魚が
落雁
(
らくがん
)
を食ったような美少年も多く、南方先生「大内の小さ
小舎人
(
ことねり
)
ててにや/\」てふ古謡を
臆
(
おも
)
い起し、
寧楽
(
なら
)
・平安古宮廷の盛時を眼前に見る心地して
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
そして黙々と山林を
逍遥
(
しょうよう
)
していたが、やがて、むすめ達の
局
(
つぼね
)
へ、
小舎人
(
ことねり
)
を走らせて
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
垢のつかない
布垂衣
(
ぬのひたたれ
)
など着ていると、よく、
東国
(
あずま
)
のえびすの子と、からかわれていた彼も、近ごろでは、どうやら、大臣邸の
小舎人
(
ことねり
)
として、世間なみの召使には見えるようになっていた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
小舎人
(
ことねり
)
が中で腰をのばした。紅い桜の実を
烏帽子
(
えぼし
)
のなかへ拾っているのだった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
青侍
(
あおざむらい
)
一名と、
小舎人
(
ことねり
)
三人ほど、召し使っていた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“小舎人”で始まる語句
小舎人童