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小禄
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しょうろく
ふりがな文庫
“
小禄
(
しょうろく
)” の例文
相手は武家、それも
小禄
(
しょうろく
)
の御家人だけに、うるさいことを言いそうで、江島屋鹿右衛門少なからず恐れをなして居るのです。
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
いやしくも、正真正銘の大名が乗る
金鋲駕籠
(
きんびょうかご
)
だったら、どんな
小禄
(
しょうろく
)
のこっぱ大名だっても、お家の紋がねえはずあねえよ。
右門捕物帖:16 七化け役者
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
総じて、尾張半国の小藩にすぎない織田家は、君臣ともに、質素で財力も
乏
(
とぼ
)
しかったが、わけて浅野又右衛門は、
小禄
(
しょうろく
)
な弓組の一家士でしかなかった。
日本名婦伝:太閤夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
如何
(
いか
)
なる事にも不平を
呑
(
の
)
んで、チャント
小禄
(
しょうろく
)
に
安
(
やす
)
んじて居たのは、時勢の
為
(
た
)
めに進退不自由なりし故でしょう。私は今でも
独
(
ひと
)
り気の毒で残念に思います。例えば父の生前に
斯
(
こ
)
う云う事がある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「家へ帰ってマザーに訊いて見たら、御家人は
小禄
(
しょうろく
)
ながら
直参
(
じきさん
)
だそうだ」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
しかもそれが、人をして泣かしめ、
小禄
(
しょうろく
)
の士をしてすら、時あらば
歓
(
よろこ
)
んで死なんの思いを内に誓わせている。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
光秀は庫中の金銀を
悉
(
ことごと
)
く取り出させた。そして部下の賞与や寄附や治民の費用に惜し気なく
撒
(
ま
)
いた。
小禄
(
しょうろく
)
の者にすら数百両ずつ与え、上将たちの
賞賜
(
しょうし
)
には、三千両、五千両と
頒
(
わ
)
け与えた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“小禄”の意味
《名詞》
少ない禄や俸給。
(出典:Wiktionary)
“小禄”の解説
小禄(おろく、ryu: ウルク)は、沖縄県那覇市最南部の位置する一地区で、かつては島尻郡小禄村(おろくそん)として存在していた。
1954年に那覇市に編入。現在、那覇市役所小禄支所の管轄。一般的に小禄支所管内(おろくししょかんない)といわれる。
本項では島尻郡小禄村についても述べる。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
禄
漢検準1級
部首:⽰
12画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父