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對岸
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むかうぎし
ふりがな文庫
“
對岸
(
むかうぎし
)” の例文
新字:
対岸
雇女が一人三疊へ入つて來て、濡れ縁へ出て
對岸
(
むかうぎし
)
の紅い灯を眺めながら、欄干を叩いて低く喇叭節を唄つてゐたが、藪から棒に
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
やがて
町
(
まち
)
に
近
(
ちか
)
い、
鈴
(
すゞ
)
の
緒
(
を
)
と
云
(
い
)
ふ
橋
(
はし
)
が、
河原
(
かはら
)
の
晃々
(
きら/\
)
と
白
(
しろ
)
い、
水
(
みづ
)
の
蒼
(
あを
)
い、
對岸
(
むかうぎし
)
の
暗
(
くら
)
い、
川幅
(
かははゞ
)
を
横
(
よこ
)
に
切
(
き
)
つて、
艷々
(
つや/\
)
と
一條
(
ひとすぢ
)
架
(
かゝ
)
る。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ああ身を切るほど
冷
(
つめた
)
い河水を
對岸
(
むかうぎし
)
を目あてにして
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
隨一の名妓と唄はれてゐる、富田屋の八千代の住む加賀屋といふ河沿ひの家のあたりは、
對岸
(
むかうぎし
)
でも灯の色が殊に鮮かで、調子の高い撥の音も其の邊から流れて來るやうに思はれた。
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
あああの
對岸
(
むかうぎし
)
の美しいことよ
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
對
部首:⼨
14画
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
“對”で始まる語句
對
對手
對面
對照
對象
對話
對抗
對向
對坐
對局