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尊崇
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そんそう
ふりがな文庫
“
尊崇
(
そんそう
)” の例文
檢校になると、世の
尊崇
(
そんそう
)
を集めるばかりでなく、官物官金の配當、名目金貨付の收益など、
夥
(
おびたゞ
)
しい役得が
附隨
(
ふずゐ
)
したのでした。
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
解っても解らいでも仏
法
(
経
)
に対してはただこれを
尊崇
(
そんそう
)
するというのがこの辺の人の習慣であります。その仏堂に私は住み込むことになりました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
この詩は維新後森
枳園
(
きえん
)
が刊行した。抽斎は
啻
(
ただ
)
に家庭において王室を
尊崇
(
そんそう
)
する心を養成せられたのみでなく、また迷庵の説を聞いて感奮したらしい。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
其の前を
礼拝
(
らいはい
)
して過ぐるのを見た、と云われたほど
時人
(
じじん
)
に
尊崇
(
そんそう
)
された菅三品の門に遊んで、才識日に長じて、声名世に
布
(
し
)
いた保胤は、
試
(
し
)
に応じて及第し、官も進んで
大内記
(
だいないき
)
にまでなった。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
一体現今のインド人はハルダハルの方から流れて居る川をガンジスの源流として
尊崇
(
そんそう
)
して居るが、古代はこのマブチャ・カンバブを源流としたことがありました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
抽斎は『老子』を
尊崇
(
そんそう
)
せんがために、先ずこれをヂスクレヂイに
陥
(
おとし
)
いれた仙術を、道教の
畛域
(
しんいき
)
外に
逐
(
お
)
うことを
謀
(
はか
)
った。これは早く
清
(
しん
)
の
方維甸
(
ほういでん
)
が
嘉慶板
(
かけいばん
)
の『
抱朴子
(
ほうぼくし
)
』に序して弁じた所である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
しかも
上
(
かみ
)
は宮廷より
下
(
しも
)
は庶民までが
尊崇
(
そんそう
)
している恵心院
僧都
(
そうず
)
の弟子であり、又僧都の使命を帯びているということもあり、彼の人柄も優にやさしかった大内記の
聖
(
ひじり
)
寂心の弟子であるということもあり
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
衣類を黒
紋附
(
もんつき
)
に限っていた
糸鬢奴
(
いとびんやっこ
)
の貞固は、
素
(
もと
)
より読書の人ではなかった。しかし書巻を
尊崇
(
そんそう
)
して、
提挈
(
ていけつ
)
をその
中
(
うち
)
に求めていたことを思えば、留守居中
稀有
(
けう
)
の人物であったのを知ることが出来る。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“尊崇”の意味
《名詞》
尊崇(そんすう)
尊び、崇めること。
(出典:Wiktionary)
尊
常用漢字
小6
部首:⼨
12画
崇
常用漢字
中学
部首:⼭
11画
“尊崇”で始まる語句
尊崇礼拝