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寝醒
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ねざ
ふりがな文庫
“
寝醒
(
ねざ
)” の例文
旧字:
寢醒
「無駄だよ、
止
(
よ
)
すがいい。それに亭主の死骸の
側
(
そば
)
で手荒なことをしちゃ、いかに御用でも
寝醒
(
ねざ
)
めがよくねえ」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お浜とても、今まで
寝醒
(
ねざ
)
めのよいことばかりはなかったのですが、今という今、苦しがる郁太郎の
面
(
かお
)
に文之丞の
末期
(
まつご
)
の色がある。天井で
噪
(
さわ
)
ぐ鼠の音、それが文之丞の声。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「葉村君は私の気持を少し好意的に
酌
(
く
)
みすぎたんですよ。あれじゃ全然葉子を叩き
潰
(
つぶ
)
すようなもので、私も
寝醒
(
ねざ
)
めが悪くて仕様がありませんから。一つ取り消していただきたいと思って……。」
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
銀座あたりを
晩
(
おそ
)
くまでのそのそとほっつき歩いた
疲労
(
つかれ
)
から、
睡眠
(
ねむり
)
も思ったより
貪
(
むさぼ
)
り過ぎたためか、妙に今朝の
寝醒
(
ねざ
)
めはどんよりとしていたので、
匆々
(
そうそう
)
タオルと石鹸を持って飛び込んで来たのだった。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
前に夏の部で評釈した句「
五月雨
(
さみだれ
)
や
御豆
(
みず
)
の
小家
(
こいえ
)
の
寝醒
(
ねざ
)
めがち」
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
醒
常用漢字
中学
部首:⾣
16画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝室
寝転
寝惚
寝所
寝呆