寄贈きぞう)” の例文
寄贈きぞう、お餅沢山、人の四郎氏、人のかん子氏」と大きなふだが出ました。狐の生徒はよろこんで手をパチパチたたきました。
雪渡り (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
酒屋の払いもきちんきちんと現金で渡し、銘酒めいしゅ本鋪ほんぽから、看板を寄贈きぞうしてやろうというくらいになり、蝶子の三味線もむなしく押入れにしまったままだった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
お父さんが監獄かんごくへ入るようなそんな悪いことをしたはずがないんだ。この前お父さんが持ってきて学校へ寄贈きぞうしたおおきなかにこうらだのとなかいの角だの今だってみんな標本室にあるんだ。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
お父さんが監獄かんごくへはいるようなそんなわるいことをしたはずがないんだ。この前お父さんが持ってきて学校へ寄贈きぞうしたおおきなかにこうらだのとなかいのつのだの今だってみんな標本室ひょうほんしつにあるんだ。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)