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家伝
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かでん
ふりがな文庫
“
家伝
(
かでん
)” の例文
「
何
(
なに
)
も、
家伝
(
かでん
)
の
秘法
(
ひはふ
)
の
言
(
い
)
ふて、
勿体
(
もつたい
)
を
附
(
つ
)
けるでねえがね……
祖父
(
おんぢい
)
の
代
(
だい
)
から
為
(
し
)
た
事
(
こと
)
を、
見
(
み
)
やう
見真似
(
みまね
)
に
遣
(
や
)
るでがすよ。」
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
例えば
善宗流
(
ぜんそうりゅう
)
の沖鈎、
宅間玄牧
(
たくまげんぼく
)
流の
隼
(
はやぶさ
)
鈎、芝
高輪
(
たかなわ
)
の釣師
太郎助
(
たろすけ
)
流の筥鈎などと、
家伝
(
かでん
)
によりましていろいろ型がござりますが、……しかし、これなぞは、普通、見越鈎といわれる
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
私
(
わたし
)
の
持
(
も
)
っている
薬
(
くすり
)
は、どれも
家伝
(
かでん
)
の
名薬
(
めいやく
)
です。この
薬
(
くすり
)
の
造
(
つく
)
り
方
(
かた
)
を、この
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちに
教
(
おし
)
えてあげましょう。そのかわりに、からすのくわえていたという二
枚
(
まい
)
の
金
(
きん
)
の
小判
(
こばん
)
を
私
(
わたし
)
にください。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
先祖代々
(
せんぞだいだい
)
の
家伝
(
かでん
)
、いっさいの
妙薬
(
みょうやく
)
。」といって、
歩
(
ある
)
いてきました。
初夏の不思議
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“家伝”の意味
《名詞》
家伝(かでん)
その家に代々伝わること。また、そのようなもの。
家に伝わる事柄を記したもの。
(出典:Wiktionary)
“家伝”の解説
家伝(かでん)
その家に代々伝わっていること。また、そのもの。
学説などが師弟の間で伝承されること。また、そのもの。相伝。
その家に代々伝わっている歴史、伝承などを記した書物。本項で詳述。
狭義では、特に藤原氏の家伝である『藤氏家伝』のこと。リンク先参照。
(出典:Wikipedia)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“家伝”で始まる語句
家伝薬