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宴
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ウタゲ
ふりがな文庫
“
宴
(
ウタゲ
)” の例文
だが彼の心は、瞬間明るくなつて、先年三形王の御殿での
宴
(
ウタゲ
)
に
誦
(
クチズサ
)
んだ即興が、その時よりも、今はつきりと内容を持つて、心に浮んで來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
だが彼の心は、瞬間明るくなつて、先年三形王の御殿での
宴
(
ウタゲ
)
に
誦
(
クチズサ
)
んだ即興が、その時よりも、今はつきりと内容を持つて、心に浮んで來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「いとこ
汝兄
(
ナセ
)
の
君
(
キミ
)
」と言ふ歌ひ出しは「ものゝふの我がせこが。……」(清寧記)と言つた新室の
宴
(
ウタゲ
)
の「詠」と一つ様である。又二首共結句に
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
新室のほかひ(ほぎ——祝福)が、段々「
宴
(
ウタゲ
)
」と言ふ習俗を分化した元となつた事は、此ほか万葉集などを見ても知れる。
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此信仰の古いものは、
縮見
(
シヾミ
)
ノ
細目の家の
新室
(
ニヒムロ
)
ノ
宴
(
ウタゲ
)
にまれびと久米部
ノ
小楯の為に遊び歌はれた二皇子の伝説の如きものが、其適例を示してゐる。
日本文学の発生:――その基礎論――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
新室
(
ニヒムロ
)
の
宴
(
ウタゲ
)
及び、旅にあつての
仮廬祝
(
カリホホ
)
ぎから出て来た「矚目吟詠」は、次第に叙景詩を分化して来た。
短歌本質成立の時代:万葉集以後の歌風の見わたし
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
馬上の主人も、今まで
其
(
ソレ
)
ばかり考へて居た所であつた。だが彼の心は、瞬間明るくなつて、先年
三形王
(
ミカタノオホキミ
)
の御殿での
宴
(
ウタゲ
)
に
誦
(
クチズサ
)
んだ即興が、その時よりも、今はつきりと内容を持つて、心に浮んで来た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“宴”の意味
《名詞》
(うたげ、エン)宴会。酒宴。
(出典:Wiktionary)
宴
常用漢字
中学
部首:⼧
10画
“宴”を含む語句
宴会
饗宴
酒宴
宴楽
宴會
祝宴
肆宴
盛宴
後宴
歓宴
小宴
魔宴
御宴
夜宴
大饗宴
宴樂
宴席
小酒宴
大酒宴
披露宴
...