“大饗宴”の読み方と例文
読み方割合
だいきょうえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまけに写している文章は、銀閣寺将軍が酒池肉林の大饗宴だいきょうえんをやっているところで、忍耐を持続するには極めて条件が悪かった。
七日七夜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あくる日、しょうは、上清宮の神扉しんぴ深きところの、宸翰しんかん箱にまつり封ぜられ、式を終って、夜は一山の大饗宴だいきょうえんに移った。精進しょうじん料理ばかりのお山振舞ぶるまいである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皇子がたも相伴の客として宴におつらなりになり、高級の官吏なども招きに応じて来たのが多数にあって、新任大臣の大饗宴だいきょうえんにも劣らない盛大な、少し騒がし過ぎるほどのものになった。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)