“実兄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あに60.0%
このかみ20.0%
じつけい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(馬鹿——)と、実兄あにののしった。(きょうの御打擲は、慈父の太刀だ。あの大愛の木剣がわからないのか)
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
りょう先生。——自分は先生の実兄このかみとは、年来の親友ですが」と魯粛は、個人的な親しさを示しながら、彼に話しかけた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大尉たいゐが高きほまれにはけおされてなど口々くち/″\いふ、百ぽんぐひより石原いしはら河岸かし、車の輪もまはらぬほど雑沓こみあひたり、大尉たいゐとも露伴氏ろはんし実兄じつけいなり、また此行中このかうちうわが社員しやゐんあれば、此勇このいさましき人の出を見ては
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)