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実兄
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あに
ふりがな文庫
“
実兄
(
あに
)” の例文
(馬鹿——)と、
実兄
(
あに
)
は
罵
(
ののし
)
った。(きょうの御打擲は、慈父の太刀だ。あの大愛の木剣がわからないのか)
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何うしても一旦
廉
(
かど
)
なく
公然
(
おもてむき
)
離縁をするンじゃに依って、
此者
(
これ
)
が
実兄
(
あに
)
深川佐賀町の
岩延
(
いわのべ
)
という者の
処
(
ところ
)
へ、千円の持参金に箪笥長持衣類手道具
等
(
とう
)
残らず附けて帰さなければ成らん
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
国表の
実兄
(
あに
)
や親戚へ云ってやれば——とも考えるが、日数の程が間にあうまいし、又、日数があっても、
金子
(
きんす
)
の頼みなど、受け付けてくれる身寄はないかも知れぬ。
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
又十郎も、
慚愧
(
ざんき
)
に堪えぬように俯向いて
実兄
(
あに
)
の前にひざまずいた。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“実兄”の意味
《名詞》
実 兄(じっけい)
同じ親から生まれ血を分けた兄。
(出典:Wiktionary)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
“実”で始まる語句
実
実家
実際
実体
実朝
実入
実否
実験
実世
実在