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子鳩
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こばと
子鳩はよけい
親鳩をこいしがって、ぽっほ、ぽっほといつまでも
悲しそうになきました。
ですから、
親鳩は
子鳩に山へ行ってもらいたいと
思う
時には、わざと
今日は
畑へ出てくれといいました。
畑へ
下りてもらいたいと
思う
時には、わざと、
今日は山へ行ってくれといいました。
親鳩に
別れると、
子鳩は
急に
悲しくなりました。そしてこんどこそは
親のいいつけにそむくまいと
思って、そのとおり
河原の
小石と
砂の中に、
親のなきがらを
埋めて、小さなお
墓を
立てました。