子鳩こばと)” の例文
子鳩こばとはよけい親鳩おやばとをこいしがって、ぽっほ、ぽっほといつまでもかなしそうになきました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
子鳩こばと子々鳩ここばとまごはと
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ですから、親鳩おやばと子鳩こばとに山へ行ってもらいたいとおもときには、わざと今日きょうはたけへ出てくれといいました。はたけりてもらいたいとおもときには、わざと、今日きょうは山へ行ってくれといいました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
親鳩おやばとわかれると、子鳩こばときゅうかなしくなりました。そしてこんどこそはおやのいいつけにそむくまいとおもって、そのとおり河原かわら小石こいしすなの中に、おやのなきがらをめて、小さなおはかてました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)