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女伴
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おんなづれ
ふりがな文庫
“
女伴
(
おんなづれ
)” の例文
何か云うはずの小林は、この時返事をする代りにまた
女伴
(
おんなづれ
)
の方を
一順
(
いちじゅん
)
見廻した後で、云った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
女伴
(
おんなづれ
)
は何か
囁
(
ささや
)
きながら
陸
(
おか
)
の方へあがって往った。芳郎はすぐ往ってしまわれるのが何となく
惜
(
おし
)
いように思われたので、往くともなしに
後
(
あと
)
から
跟
(
つ
)
いて往ったが、沈着な
平生
(
へいぜい
)
の態度は失わなかった。
赤い花
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
小林は言葉を
継
(
つ
)
ぐ前に、洋盃を下へ置いて、まず室内を見渡した。
女伴
(
おんなづれ
)
の客のうち、一組の相手は
洗指盆
(
フィンガーボール
)
の中へ入れた果物を食った後の手を、
袂
(
たもと
)
から出した美くしい
手帛
(
ハンケチ
)
で拭いていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
小女
(
こむすめ
)
はちょっと足を止めるようにしたが、すぐ歩き出した。山西はその右の手に
己
(
じぶん
)
の手をかけようとした。と、二三人の
歌妓
(
げいしゃ
)
らしい
女伴
(
おんなづれ
)
がむこうの方から来たので、出そうとした手をひっ込めた。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
彼は
沙
(
すな
)
の上に引きあげられた漁船の間を
潜
(
くぐ
)
って、
魚見岬
(
うおみがさき
)
の方角のほうへ歩いて往ったが、
何時
(
いつ
)
の間にか
倦
(
あ
)
いて来たので引っかえしていると、二人の
女伴
(
おんなづれ
)
が岩の上に腰をかけて話しているのが見えた。
赤い花
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
伴
常用漢字
中学
部首:⼈
7画
“女”で始まる語句
女
女子
女房
女性
女中
女王
女郎花
女将
女郎
女形