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奇癖
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きへき
ふりがな文庫
“
奇癖
(
きへき
)” の例文
例の
奇癖
(
きへき
)
は
斯
(
かう
)
いふ
場合
(
ばあひ
)
にも
直
(
す
)
ぐ
現
(
あら
)
はれ、若しや
珍石
(
ちんせき
)
ではあるまいかと、
抱
(
だ
)
きかゝへて
陸
(
をか
)
に
上
(
あ
)
げて見ると、
果
(
はた
)
して! 四
面
(
めん
)
玲瓏
(
れいろう
)
、
峯
(
みね
)
秀
(
ひい
)
で
溪
(
たに
)
幽
(
かすか
)
に、
亦
(
また
)
と類なき
奇石
(
きせき
)
であつたので
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
先代染井鬼三郎の
奇癖
(
きへき
)
は、この帶幅の彫物を隱す爲であつたと言つても差支へはないでせう。
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
小説家の
奇癖
(
きへき
)
には慣れっこになっている雑誌記者も、春泥の人嫌いを
持余
(
もてあま
)
していた。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
若し、大河原伯爵家に、怪賊白蝙蝠の乗ずべき隙があったとすれば、この令嬢の
奇癖
(
きへき
)
が唯一のものであったかも知れない。それ程この大政治家の生活には、油断も隙もなかったのだ。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
癖
常用漢字
中学
部首:⽧
18画
“奇”で始まる語句
奇
奇麗
奇蹟
奇怪
奇妙
奇異
奇特
奇矯
奇瑞
奇態