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大酒
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たいしゅ
ふりがな文庫
“
大酒
(
たいしゅ
)” の例文
すると鶴屋の
主人
(
あるじ
)
もついついその話につり込まれて六、七年前に
大酒
(
たいしゅ
)
で身を
損
(
そこ
)
ねた先代の
親爺
(
おやじ
)
から度々聞かされた話だといって
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
これへ
蕨
(
わらび
)
を入れるもおかしいから止しましょう……へえお盃を戴きます、
私
(
わたくし
)
も若い時分には随分
大酒
(
たいしゅ
)
もいたしましたが、もう年を取っては
直
(
すぐ
)
に酔いますなア
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
相変らずの
大酒
(
たいしゅ
)
で家計があまり
裕
(
ゆたか
)
でないという事や、すべてこれらは、健三に取って耳新らしい
報知
(
たより
)
に違なかったが、同時に大した興味を
惹
(
ひ
)
く話題にもならなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから良人は次第に立身いたします、悴は大きくなりまして、私もよほど楽になったのですが、ただ気をもみましたのは、良人の
大酒
(
たいしゅ
)
——軍人は多くそうですが——の癖でした。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
大酒
(
たいしゅ
)
のために一家分散して昨今は博多瓦町の町外れ、万延寺境内に
逼塞
(
ひっそく
)
し、福岡博多の町々を徘徊して物を貰い、又は
掃溜
(
はきだめ
)
を
漁
(
あさ
)
りながら行く先々の妙齢の娘の名前、年齢、容色、行状
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
始めてお目に
掛
(
かかっ
)
て自分の事を云うようであるが、私は元来の
酒客
(
しゅかく
)
、
然
(
し
)
かも
大酒
(
たいしゅ
)
だ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「あい。合点でございますが、あんた、
豪
(
えら
)
い
大酒
(
たいしゅ
)
ですな。」
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
是
(
こ
)
れは私が
大酒
(
たいしゅ
)
夜更
(
よふか
)
しの功名ではない
僥倖
(
ぎょうこう
)
である。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“大酒”の意味
《名詞》
たくさんの量の酒を飲むこと。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“大酒”で始まる語句
大酒家
大酒呑
大酒宴
大酒樽
大酒盛
大酒飲
大酒甕
大酒盃
大酒飮