“大酒盛”の読み方と例文
読み方割合
おおさかもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出陣の前夜は、一党賑やかに大酒盛おおさかもりして、あくる朝、堀川の宿所から左巴ひだりともえの旗を振り出し、わずか七十余騎で
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて、午過ぎからは、家中いえじゅう大酒盛おおさかもりをやる事になったが、生憎あいにくとこの大雪で、魚屋は河岸かしの仕出しが出来なかったと云う処から、父はうちとりを殺して、出入の者共を饗応きょうおうする事にした。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)