“おおさかもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大酒宴50.0%
大酒盛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或人が不斗ふと尋ねると、都々逸どどいつ端唄はうたから甚句じんくカッポレのチリカラカッポウ大陽気おおようきだったので、必定てっきりお客を呼んでの大酒宴おおさかもり真最中まっさいちゅうと、しばらく戸外おもて佇立たちどまって躊躇ちゅうちょしていたが
酒蔵さかぐらをやぶらせて、つらにくい大酒宴おおさかもり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出陣の前夜は、一党賑やかに大酒盛おおさかもりして、あくる朝、堀川の宿所から左巴ひだりともえの旗を振り出し、わずか七十余騎で
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて、午過ぎからは、家中いえじゅう大酒盛おおさかもりをやる事になったが、生憎あいにくとこの大雪で、魚屋は河岸かしの仕出しが出来なかったと云う処から、父はうちとりを殺して、出入の者共を饗応きょうおうする事にした。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)