“大薙刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおなぎなた90.9%
おほなぎなた9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一群れ、一団ずつ、武器をりあげられて、降人こうにんとなる組があるし、反抗して、大薙刀おおなぎなたで、首を打ち落されている者や、組み敷かれて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その途中でも、大薙刀おおなぎなたをかいこんだ武装の僧にいくたびも誰何すいかされたが、幸いに、少年の阿新丸を連れていたので、さしたる難も見ずに通された。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山男がこの日ので立ちは、水牛のかぶとに南蛮鉄のよろひ着下きおろいて、刃渡り七尺の大薙刀おほなぎなたみじかにおつとつたれば、さながら城の天主に魂が宿つて、大地も狭しと揺ぎいだいた如くでおぢやる。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)