“おおなぎなた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大薙刀76.9%
大長刀15.4%
大桿刀7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その途中でも、大薙刀おおなぎなたをかいこんだ武装の僧にいくたびも誰何すいかされたが、幸いに、少年の阿新丸を連れていたので、さしたる難も見ずに通された。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると先程からこの様子にみかねたのか、西塔さいとう阿闍梨あじゃりで、祐慶ゆうけいという、名うての荒法師が、白柄の大長刀おおなぎなたを杖について、七尺の長身を波うたせながら、人の列をかきわけて前に出てくると
また白花蛇楊春ようしゅんは、蒲州ほしゅう解良かいりょうの人、大桿刀おおなぎなたの達人だった。腰は細く、ひじは長く、綽名あだなのごとき妖蛇の感じのする白面青気の男である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)