“大繁昌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいはんじょう60.0%
おおはんじょう20.0%
おほはんじやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生の病院はこの功徳の評判だけでも大繁昌だいはんじょうですばい。アハハ……なあ花坊。祝い芽出度の若松様よ……トナ……さあ。花ちゃん。この手を離しなさい。柔順おとなしうこの帯を離しなさい。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
勿論、一種の玩具おもちゃに過ぎないのであるが、何しろ西郷というのが呼物で、大繁昌おおはんじょうであった。私なども母に強請せがんで幾度いくたびも買った。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
路端みちばた飯屋めしやは昼前の大繁昌おほはんじやうで、ビスケットを袋に詰める者もあれば、土産みやげにウォットカを買ふ者もあり、又は其場で飲んでしまふ者もある。
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)