大繁昌だいはんじょう)” の例文
先生の病院はこの功徳の評判だけでも大繁昌だいはんじょうですばい。アハハ……なあ花坊。祝い芽出度の若松様よ……トナ……さあ。花ちゃん。この手を離しなさい。柔順おとなしうこの帯を離しなさい。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「いや、実は、わしのところで、ちょっとした競走をはじめたんですがね。それが大繁昌だいはんじょうなんで。みなさんがどっとおしかけてきてね、部屋の中がぎゅうぎゅうで、たいへんなんですよ」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
燻製料理世界一屋の商売は大繁昌だいはんじょうだ。