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大檀那
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おおだんな
ふりがな文庫
“
大檀那
(
おおだんな
)” の例文
鉄心道人の第一番の
大檀那
(
おおだんな
)
で、庵室を建ててやったのも、諸経費の不足を出してやるのも、みんなこの男の
篤志
(
とくし
)
だということです。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
島の内船場の
大檀那
(
おおだんな
)
の生ませた子ということになっているが、源之助の容貌を見ると、大阪の中村宗十郎とどうも似て、
下顎
(
したあご
)
の少し張った美しい顔をしている。
役者の一生
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
先ごろ、熊野新宮へ御寄進の
大釜
(
おおがま
)
一口に、
大檀那
(
おおだんな
)
鎌倉ノ
執権
(
しっけん
)
北条高時と、
御銘
(
ぎょめい
)
を
鋳
(
い
)
らせたものを運ばせたとか伺っていた。それの帰りの一と組だろう、この
輩
(
やから
)
も
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
成就せしめんとする
大檀那
(
おおだんな
)
は天下一人もなく数年来
鬱積
(
うっせき
)
沈滞せるもの
頃日
(
けいじつ
)
ようやく出口を得たることとて
前後
(
ぜんご
)
錯雑
(
さくざつ
)
序次
(
じょじ
)
倫
(
りん
)
なく
大言
(
たいげん
)
疾呼
(
しっこ
)
我ながら狂せるかと存候ほどの次第に御座候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
と
大檀那
(
おおだんな
)
の松本さんが言ってくれた。
合縁奇縁
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
自分の前にしゃがんだ、大枚十二文の
大檀那
(
おおだんな
)
の顔を、乞食坊主の
鑑哲
(
かんてつ
)
は、腑に落ちない顔で、ぼんやり見上げるのです。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
帰依の
大檀那
(
おおだんな
)
たる大内
国時
(
くにとき
)
も城を出て親鸞たちの一行をむかえた。小栗の城主
尚家
(
ひさいえ
)
もきていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
外国の
髯
(
ひげ
)
づらどもが大砲を
発
(
はな
)
たうが地雷火を
仕掛
(
しか
)
けうが、びくとも致さぬほどの城壁に致したき
心願
(
しんがん
)
有之、しかも生を助けてこの心願を
成就
(
じょうじゅ
)
せしめんとする
大檀那
(
おおだんな
)
は天下一人もなく
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
長岡
佐渡
(
さど
)
は、度々この寺へ姿を見せる
大檀那
(
おおだんな
)
の一人だった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
檀
漢検準1級
部首:⽊
17画
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
“大檀那”で始まる語句
大檀那様