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大損
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おおぞん
ふりがな文庫
“
大損
(
おおぞん
)” の例文
年
(
とし
)
まわりがわるいので、これから
先
(
さき
)
に
大損
(
おおぞん
)
をなさることがある。お
金
(
かね
)
ばかりでなく、
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
にも、よくよく
気
(
き
)
をつけなければなりませんぞ。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もしうちの庭にここと同じだけ
降
(
ふ
)
ったら、父さんはお気のどくなほど
大損
(
おおぞん
)
になってしまいます。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
禁酒から煙草又私は酒の
為
(
た
)
めに生涯の
大損
(
おおぞん
)
をして、その損害は今日までも身に
附
(
つい
)
て居ると云うその次第は、
緒方
(
おがた
)
の塾に学問修業しながら
兎角
(
とかく
)
酒を
飲
(
のん
)
で
宜
(
よ
)
いことは少しもない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「しかし又やらなければなりません。日本は今度おとなしかったから、
大損
(
おおぞん
)
をしたんです」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「もしそうだとすると、君は自国の機密建物を調べていることになって、
大損
(
おおぞん
)
をするよ」
東京要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
現にわたしの知っている者でも、あの銀行騒ぎのために
大損
(
おおぞん
)
をした者が幾人もあります。娘の命と掛け換えの大事の金を、どうしてそんな危ないところへ預けて置かれるものですか。
青蛙神
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おじいさんも、おばあさんも、びっくりしましたが、
中
(
なか
)
にもおじいさんは、この
大
(
おお
)
きなこいを
逃
(
に
)
がしてしまったので
大損
(
おおぞん
)
をしなければなりませんでした。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
険
(
けわ
)
しい
斜面
(
しゃめん
)
で、木の根につかまって、すこしずつのぼっていくのであった。枯れ葉に足をとられて、せっかくのぼった斜面を、ずるずるとすべり落ちて、
大損
(
おおぞん
)
することもあった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“大損”の意味
《名詞》
大 損(おおぞん / たいそん / だいそん)
大きな損害。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
損
常用漢字
小5
部首:⼿
13画
“大損”で始まる語句
大損害
大損失