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大儀
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こえ
「
大儀えにもよそら、そんでも
汝りや
能くやんな、
以前は
女に三
年作らせちや
畑は
出來なくなるつちつた
位だ」
深く
耕つちや
逆旋毛立てる
見てえで
行りつけねえぢやなんぼ
大儀えかよなあ、そんだが
俺ら
今ぢや、
汝の
方が
俺れより
深えつ
位だなんておとつゝあにや
云はれんのよ
「そつから
俺ら
幾らも
耕えねえんだよ
此の
頃らそんでもさうだに
大儀えた
思はなくなつたがな
俺らも」おつぎがいふのを
卯平は
又軟かに
目を
蹙めるやうにして
聞きながら
“大儀”の意味
《名詞》
大規模な催事。
《名詞・形容動詞》
大 儀(たいぎ)
ほねがおれること。面倒でくたびれること。またそのさま。
人の苦労をねぎらう言葉。ご苦労。
(出典:Wiktionary)