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壇上
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だんじょう
ふりがな文庫
“
壇上
(
だんじょう
)” の例文
只
(
ただ
)
、エレベエタアを一緒の
箱
(
はこ
)
で、
身体
(
からだ
)
が
触
(
ふ
)
れ合って降りたときと、
挨拶
(
あいさつ
)
に
壇上
(
だんじょう
)
に登る際、降りて来たあなたと
擦
(
す
)
れちがったときとが、限りなく苦しかった。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
新しい
洋服
(
ようふく
)
にからだをつつんで、全校の
視線
(
しせん
)
をあびながら、はれの
壇上
(
だんじょう
)
に立った
光吉
(
こうきち
)
は、
窓
(
まど
)
のそとの冬がれの
丘
(
おか
)
から、母の
慈愛
(
じあい
)
のまなこが自分を見まもっていてくれることを
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
というのは、
壇上
(
だんじょう
)
の聖者レザールが、博士に向って手を振りだしたのである。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして
壇上
(
だんじょう
)
の声は、理事長、塾長、来賓と三たび変わり、たっぷり一時間を要したにもかかわらず、老は身じろぎ一つせず、黒眼鏡から反射する光に
微動
(
びどう
)
さえも見られなかったぐらいであった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
そのとき、
多宝塔
(
たほうとう
)
の
扉
(
とびら
)
をはいして、
悠然
(
ゆうぜん
)
と
壇上
(
だんじょう
)
に
床几
(
しょうぎ
)
をすえ、ふくみ
笑
(
わら
)
いをして、こう見下ろしたのは、
伊那丸
(
いなまる
)
であった。
白綸子
(
しろりんず
)
の着込みに、むらさき
縅
(
おど
)
しの
具足
(
ぐそく
)
、
太刀
(
たち
)
のきらめきもはなばなしい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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拝賀式
(
はいがしき
)
のはれの
壇上
(
だんじょう
)
にあがるにも、これよりほかに着るものも、はくものもないのだ。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
梁首席
(
りょうしゅせき
)
の
巨躯
(
きょく
)
が、
壇上
(
だんじょう
)
に現れた。
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“壇上”の意味
《名詞》
教壇や演壇などの壇の上。
(出典:Wiktionary)
壇
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“壇”で始まる語句
壇
壇場
壇階子
壇下
壇石
壇供
壇坫
壇輾
壇層
壇浦