“だんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弾正68.6%
壇上17.1%
壇場11.4%
段常2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、少弐しょうにの兵、大友の部下、宇都宮弾正だんじょうらも、自陣をすてて、救援にはせつけた。——しかし敵の増援はそれにもっと数倍している。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新しい洋服ようふくにからだをつつんで、全校の視線しせんをあびながら、はれの壇上だんじょうに立った光吉こうきちは、まどのそとの冬がれのおかから、母の慈愛じあいのまなこが自分を見まもっていてくれることを
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
イヤどうも、こういう、字引にもない言葉を連発する段になると、ガラッ熊、得意の壇場だんじょうだ。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
郝思文かくしぶんが先鋒、宣賛せんさん殿軍しんがり段常だんじょう輜重しちょう隊。そして総司令関勝かんしょうは、中軍という編制。——これが満都の歓呼と注目をあびて汴城べんじょうを立つ日のちまたに歌があった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)