“宣賛”の読み方と例文
読み方割合
せんさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郝思文かくしぶんもまた、べつな所で、山兵の埋伏まいふくに出会って捕われ、例の、醜郡馬しゅうぐんば宣賛せんさんも、翌朝、湖畔に追いつめられて、いけどられた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこを、そのしおを、かねて、言いふくめておいた郝思文かくしぶん宣賛せんさんの二軍が、敵の両わきから、一せいに、こぞッて出る。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郝思文かくしぶんが先鋒、宣賛せんさん殿軍しんがり段常だんじょう輜重しちょう隊。そして総司令関勝かんしょうは、中軍という編制。——これが満都の歓呼と注目をあびて汴城べんじょうを立つ日のちまたに歌があった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)