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壇場
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だんじょう
ふりがな文庫
“
壇場
(
だんじょう
)” の例文
壇場
(
だんじょう
)
から諸堂、霊廟と、のこらず参拝して、宿坊の前に立ち、「こちらに泊めていただきたい」と声をかけたが、誰ひとりとして応答するものがない。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
イヤどうも、こういう、字引にもない言葉を連発する段になると、ガラッ熊、得意の
壇場
(
だんじょう
)
だ。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
本来、船宿の二階というものは、真剣勝負の白刃の響きを聞いているべきところではありません。江戸時代の船宿の二階というものは、もう少し違った風流の
壇場
(
だんじょう
)
でありました。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
祖父は
管弦楽
(
オーケストラ
)
の後ろの第一列の定席についた。彼は
手摺
(
てすり
)
によりかかって、すぐにバスひきとのべつに話をやり出した。そこは彼の得意の
壇場
(
だんじょう
)
だった。彼は音楽の権威だったから人々から謹聴された。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“壇場”の意味
《名詞》
祭壇などの壇が設置されている場所。
(出典:Wiktionary)
壇
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“壇場”で始まる語句
壇場御影堂