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団栗目
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どんぐりめ
ふりがな文庫
“
団栗目
(
どんぐりめ
)” の例文
私
(
わし
)
は
早
(
は
)
や、
獅子鼻
(
しゝばな
)
や
団栗目
(
どんぐりめ
)
、
御神酒徳利
(
おみきどつくり
)
の
口
(
くち
)
なら
真似
(
まね
)
も
遣
(
や
)
るが、
弁天様
(
べんてんさま
)
は
手
(
て
)
に
負
(
お
)
えねえ……まあ、そんな
事
(
こと
)
は
措
(
お
)
かつしやい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
白薩摩の汚れた
単衣
(
ひとえ
)
、紺染の
兵子帯
(
へこおび
)
、いが
栗天窓
(
ぐりあたま
)
、
団栗目
(
どんぐりめ
)
、ころころと肥えて丈の低きが、
藁草履
(
わらぞうり
)
を
穿
(
うが
)
ちたる、
豈
(
あに
)
それ多磨太にあらざらんや。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小児等は同じように顔を合せて、
猿眼
(
さるまなこ
)
に、猫の目、上り目、下り目、
団栗目
(
どんぐりめ
)
、いろいろなのがぱちくるのみ。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「は、は、は、違う、違う、まるで違う。この大入道の
団栗目
(
どんぐりめ
)
は、はじめ死んでおった。それが
鏨
(
たがね
)
で
活
(
い
)
きたのじゃ。すなわち潰されたために、
開
(
あ
)
いたのじゃ。」
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
円くて
渋面
(
しぶつら
)
の
親仁様
(
おとっさん
)
が、
団栗目
(
どんぐりめ
)
をぎろぎろと遣って、(狐か——俺は天狗だぞ、
可恐
(
こわ
)
いぞ。)と云うから、(可恐いもんですか。)ってそう云うと、(成程、化もの
夥間
(
なかま
)
だ、わはは。)
大
(
おおき
)
な声なの。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
栗
漢検準1級
部首:⽊
10画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“団栗”で始まる語句
団栗
団栗眼
団栗顔
団栗林
団栗坂
団栗橋
団栗辻
団栗博士