トップ
>
喪屋
>
もや
ふりがな文庫
“
喪屋
(
もや
)” の例文
だから彼は
喪屋
(
もや
)
が出来ると、まだ美しい妻の死骸の前に、七日七晩坐つた儘、
黙然
(
もくねん
)
と涙を流してゐた。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
若日子の父の
天津国玉神
(
あまつくにたまのかみ
)
と、若日子のほんとうのお嫁と子供たちがそれを聞きつけて、びっくりして、下界へおりて来ました、そして泣き泣きそこへ
喪屋
(
もや
)
といって
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「我は
愛
(
うるは
)
しき友なれ
二七
こそ弔ひ來つらくのみ。何ぞは吾を、穢き
死
(
しに
)
人に
比
(
そ
)
ふる」といひて、
御佩
(
みはかし
)
の十
掬
(
つか
)
の劒を拔きて、その
喪屋
(
もや
)
を切り伏せ、足もちて
蹶
(
く
)
ゑ離ち遣りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「人がわざわざ
悔
(
くや
)
みに来たのに、それをきたない死人などといっしょにするやつがどこにある」とどなりつけながら、長い
剣
(
つるぎ
)
を
抜
(
ぬ
)
きはなすといっしょに、その
喪屋
(
もや
)
をめちゃめちゃに切り倒し
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ここに天なる天若日子が父
天津國玉
(
あまつくにたま
)
の神、またその
妻子
(
めこ
)
二〇
ども聞きて、降り來て哭き悲みて、其處に
喪屋
(
もや
)
二一
を作りて、河鴈を
岐佐理持
(
きさりもち
)
二二
とし、
鷺
(
さぎ
)
を
掃持
(
ははきもち
)
二三
とし、
翠鳥
(
そにどり
)
を
御食人
(
みけびと
)
二四
とし
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
喪
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“喪”で始まる語句
喪
喪心
喪失
喪服
喪家
喪中
喪章
喪主
喪旗
喪神