トップ
>
和泉町
>
いずみちょう
ふりがな文庫
“
和泉町
(
いずみちょう
)” の例文
それからお松は、お君のために心配のあまり、神田の
和泉町
(
いずみちょう
)
の
能勢様
(
のせさま
)
というのへ参詣をすることになりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
神田・
同朋町
(
どうぼうちょう
)
。さらに晩秋には、神田・
和泉町
(
いずみちょう
)
。その翌年の早春に、
淀橋
(
よどばし
)
・
柏木
(
かしわぎ
)
。なんの語るべき事も無い。
朱麟堂
(
しゅりんどう
)
と号して俳句に凝ったりしていた。老人である。
東京八景:(苦難の或人に贈る)
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
あの
和泉町
(
いずみちょう
)
の
一勇斎国芳
(
いちゆうさいくによし
)
さんが今度の御政事向の事をばそれとなく「
源
(
みなもと
)
の
頼光
(
らいこう
)
御寝所
(
ごしんじょ
)
の場」に
譬
(
たと
)
えて
百鬼夜行
(
ひゃっきやこう
)
の図を描き三枚続きにして出したとかいう事で御座ります。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
祖母が言ったことがある、あの職人は、
鼠小僧
(
ねずみこぞう
)
によく似ていると——鼠小僧は神田
和泉町
(
いずみちょう
)
にすんでいたが——区はちがっても和泉町は近かった——祖母はよく見て知っていたといった。
旧聞日本橋:06 古屋島七兵衛
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
長崎で世話になった
唐人
(
あちゃ
)
さんが、今、江戸へ上って来ているから、一寸、挨拶をして来ると言って、
新堀町
(
しんぼりちょう
)
で女中を返し、自分ひとりで神田
和泉町
(
いずみちょう
)
の
陳東海
(
ちんとうかい
)
の
仮宅
(
かりたく
)
へ訪ねて行ったところ
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
えゝ
四方
(
よも
)
で、
彼家
(
あすこ
)
では好い酒を売ります、
和泉町
(
いずみちょう
)
では彼家ばかりで、番頭が
私
(
わっち
)
を知ってるので、私が買いに
行
(
ゆ
)
くと長谷川町の番太が来たって別に調合を仕ないで、
一本生
(
いっぽんぎ
)
の鬼殺しを呉れますが
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鼠小僧
(
ねずみこぞう
)
の家は、神田
和泉町
(
いずみちょう
)
ではなく、日本橋区和泉町、人形町通り左側大通りが和泉町で、その手前の小路が三光新道、向側——人形町通りを中にはさんで右側大通りが堺町、
及
(
および
)
がくや新道
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
本所
(
ほんじょ
)
。鎌倉の病室。
五反田
(
ごたんだ
)
。
同朋町
(
どうほうちょう
)
。
和泉町
(
いずみちょう
)
。
柏木
(
かしわぎ
)
。
新富町
(
しんとみちょう
)
。八丁堀。
白金三光町
(
しろがねさんこうちょう
)
。この白金三光町の大きな
空家
(
あきや
)
の、離れの一室で私は「思い出」などを書いていた。
天沼
(
あまぬま
)
三丁目。天沼一丁目。
十五年間
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“和泉町”の解説
和泉町(いずみちょう)は、かつて大阪府泉北郡にあった町。現在の和泉市北西部にあたる。
(出典:Wikipedia)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“和泉”で始まる語句
和泉
和泉屋
和泉橋
和泉守
和泉式部
和泉国
和泉橋通
和泉丸
和泉介
和泉作