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向
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さ
ふりがな文庫
“
向
(
さ
)” の例文
玄石、子珍に語ったは、
向
(
さ
)
きに汝を伴れて汝の父を見せんと思いしも、汝の父、今牢獄にあって極めて見苦しければ、今更見るべきにあらず。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
黄生うちゑみて『
向
(
さ
)
きに実を告げざりし
罰
(
とがめ
)
にやあらむ、うべなり、この厄に遇はむとはしたる。今や卿を知り得たり。卿もし疎くもてなさば艾もてくゆらしやらむ』
『聊斎志異』より
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
予が窓下に、昔讀んだ事があるといふ記憶を唯一のたよりに、かの紀行の内からやうやうこの頁を搜しあてた頃には、既に海は暗く、
向
(
さ
)
きの船影は既に見る可からざるに至つた。
海郷風物記
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
わが
要
(
もと
)
めは
空
(
むな
)
しからず、予はわが深き至情の宮居にわが神
在
(
いま
)
しぬと感じて幾たびか其の光明に心
跳
(
をど
)
りけむ。吾が見たる神は、最早
向
(
さ
)
きの因襲的偶像、又は抽象的理想にはあらざりし也。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
“向”の解説
向(しょう、こう)は、漢姓のひとつ。
同じ漢字を使う日本の姓向(むかい、むかえ、むこう)についてもこの記事で述べる。
琉球王国の向氏については、第二尚氏を参照。
(出典:Wikipedia)
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“向”を含む語句
仰向
真向
斜向
上向
一向
手向
日向
俯向
眞向
向合
向側
差向
向山
向後
方向
背向
趣向
筋向
対向
川向
...