“吐(ほつ)” の例文
凄然(せいぜん)たる月(つき)、塀(へい)の上(うへ)の釘(くぎ)、監獄(かんごく)、骨燒場(ほねやきば)の遠(とほ)い焔(ほのほ)、アンドレイ、エヒミチは有繋(さすが)に薄氣味惡(うすきみわる)い感(かん)に打(う)たれて、しよんぼりと立(た)つてゐる。と直後(すぐうしろ)に、吐(ほつ)と計(ばか)り溜息(ためいき)の聲(こゑ)がする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)